【行ってみた】自己啓発のセミナーに参加して想像以上で衝撃を受けた件

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どうも。何も無くても気持ちは楽しく生きてます。ZENです。

突然ですが、自己啓発系のセミナーって行ったことあります?

私はあります。

私の場合会社の強制で行ったんですけどね。

え?素行が悪かったんじゃないかって?

良くは無いですが、そのような目的で連れていかれる所では無いですよww。(多分)

ということで、今回は私の自己啓発セミナーでの体験について説明したいと思います。

・自己啓発セミナーって何をするの?

・自己啓発セミナーの体験1日目

・自己啓発セミナーの体験2日目

・自己啓発セミナーの体験3日目

・自己啓発の裏側

・必要な方は適度に。のめり込んだら危険

 自己啓発セミナーって何をするの?

自己啓発がブームになり、昨今は下火にはなりましたが、一つのカテゴリとして安定した地位を獲得しています。

自己啓発には本やセミナーなどがあり、向上心がある方、自分を変えたい方、セミナーってヤバそうだから体験談に興味がある方などがこの記事を読んでいると思います。

自己啓発セミナーの目的

自己啓発セミナーは、セミナーを通して自分の本来の可能性を開き、心のトラウマを開放することで、より高い能力、人格を身に着け、充実した生活を送るため、さらなる成功を達成するために行われています。

どうです?わくわくします?

先に言います。ハマってはいけませんよ。高確率でお金を根こそぎ取られます。

行ったとしても自分の人生の1ページに留めてください。2ページ3ページはいりません。おかわりは禁止です。

確かに、何の意味も無かったかといえば、そうではありませんが、私個人の感想を述べるならば、自分のお金を使っては絶対に行かないですww。

自己啓発は本に乗ってる方法を毎日実践した方が良いと思います。

具体的には自分の心との対話、他者とのつながりの発見

自己啓発セミナーでは、3日間ぐらいのプログラムが組まれていることが多いです。そこで、集団生活を行い、指導側と生徒側に別れ、大声を出すこと、自分の隠した部分を出すこと、指導側との対話などでありのままの自分を出すことが誘導されます。最後には涙を流すことが多いです。初めてセミナーに参加する人は、多分生徒側です。

可愛い女の子、イケメンな男の子と友達になることも

自己啓発セミナーは、ありのままの自分を受け入れてくれることを目的としています。強いていうなれば、最終的には生徒側、指導側みんな友達です。年齢なんて関係ありません。友達ですから。

なので、若い人とも交流が持てます。これは、セミナー側でそうなるように誘導している場合が多いです。

ただ、先ほども言いましたが、おかわりは禁止です。ハマれば破滅します。それだけの金額を払うならば、他に良いサービスはいくらでもあると思いますので。

それでは、次は私の体験談についてです。長文です。読み飛ばし推奨します。

自己啓発セミナーの体験1日目

私の行った自己啓発セミナーの体験スケジュール(1日目)を書きます。

9:00   挨拶とその後部屋に誘導

10:00 グループの発表と自己紹介

11:00 グループに分かれて誓いの10か条のようなものを暗記

12:00 昼食

13:00 グループ内での発表

15:00 突然雰囲気が変わる 講師のデモンストレーション

20:00 1日目終了、夜ご飯、お風呂

9:00   挨拶とその後部屋に誘導

自己啓発セミナーに誘ってくれた社長の車に乗って、某観光地の山奥にある旅館に到着。

かなり広めのエントランスを抜けると、人が集まっている。随分と年齢層が分かれていて、20代から60代ぐらいの男女が親しげに話しこんでいた。この集団が自己啓発セミナーの参加者らしい。感覚で40~50人ぐらいだろうか。

社長も親しげにその中に入っていった。

適当に挨拶を済ませて、それぞれグループに分かれ、旅館の個室へ移動する流れになった。

個室は8畳間が2部屋ついたもので、ここに4、5人で寝泊まりするらしい。

10:00 グループの発表と自己紹介

個室で休憩していると、大広間に集まるように指示が入る。

少ししゃれた会議室みたいなところで、それぞれ決められた席に着席する。

6人ずつに固められたテーブル席になっており、説明ではそれが今回のグループらしい。

男女比で3名ずつ。6グループに分かれており、全体を見ると少し女性が多かった。女性はまだ若い人が多く、男性は年齢に幅がありそうだった。

また、席に座らず会議室の外側を囲んでいる男女が15名ほどおり、大体がエントランスに居た時に親しげに話していた集団の顔と同じだった気がする。

グループ内での自己紹介が促され、それぞれ自己紹介をしていく。営業職と、事務職が多かった気がする。また、名前を聞いた事のある企業から来ている人もいた。

それぞれのグループでの自己紹介が終わったのと同時に、司会者(セミナーの社長らしい)が外側を囲んで立っている人たちを紹介していく。

講師側は若い男女が多いが、中には経営者や、企業の社長らしい壮年の男性もいた。また、連れてきてくれた社長もその中の一人だった。

11:00 グループに分かれて誓いの10か条のようなものを暗記

自己紹介が終わると、講師から紙が配られる。また、担当として自己紹介をされた。それぞれグループに2名ずつ講師がつくようだ。

紙を見ると、何やら誓いの10か条と書かれている。暗記をするとのことだが、長文もあり、なかなか簡単には覚えられそうもない。

雑談もしながら、その紙を暗記するために、各々が努力していた。

12:00 昼食

昼食は旅館ということもあり、美味しかった。給食のように並んで、配膳を受けた。

グループでの食事を指示され、各々が先ほどのグループで固まる。

世間話や、誓いの10か条の話題をしながら無難に食事を終える。

13:00 グループ内での発表

大広間に戻り、司会者から指示が入る。

グループ内で、先ほどの10か条を発表するらしい。練習で向かいに座る人と2人1組で練習する流れとなった。分からない時に紙を見ながら、交互に聞き役と発表側となって練習した。

2時間ほど練習した後、グループ内で一人ずつ発表をした。まだ暗記できていない人もちらほらいた。

15:00 突然雰囲気が変わる 講師のデモンストレーション

司会者が話を始め、10か条の見本を見せてくれるとのこと。

講師として指導していた2名が前に呼ばれる。

少しの静寂のあと、発表側の男性は随分と気合をためている様子。

男性は全身全霊という言葉そのままの声と身振りで、10か条を読んでいく。

会場の生徒たちに戦慄が走る。

なんなんだここはww。

20:00 1日目終了、夜ご飯、お風呂

夜ご飯もそれぞれグループで食べた。みんな心なしか表情が暗い。

気持ちは分かる。自分もそうだ。

だから先にこのセミナーを受けた先輩は内容を教えてくれなかったのか。

お互いに仲間意識を深めて食堂を離れた。

風呂は大浴場になっており、露天風呂もついていた。

自己啓発セミナーの体験2日目

9:00   座禅

10:00 ビデオ鑑賞

12:00 昼食

13:00 誓いの10か条の暗記

14:00 講師の前で発表、何が悪かったかを検証

19:00 本番の会場へ移動、発表

24:00 終了と涙

9:00   座禅

少し憧れのあった、後ろからお坊さんが板みたいなもので肩をたたくあれをした。

それぞれ座布団があり、かなり本格的だった。

10:00 ビデオ鑑賞

人との信頼関係を気づくことの大切さみたいなビデオだった。

少し感動系のビデオだ。

12:00 昼食

2日目はかなり期待したのだが、カレーだった。

またグループで食事をした。

13:00 誓いの10か条の暗記

司会者から指示が出る。

感情を込めて、一字一句間違えないで読まなければいけないとのこと。

今日は、暗記ができた人から講師の前に行き、発表するらしい。

10人ぐらいの講師が並んで座っている。

そこに暗記ができた生徒が並んでいく。

声が小さいとの罵声が飛ぶ。

生徒はもっと声を大きく出していく。

まだ声が小さいとの罵声が飛ぶ。

生徒はさらに声を張り上げる。

生徒が10か条の一文字を間違える。

すると講師はその一文字を感情的に指摘する。

そう。講師たちは1字1句間違えないで覚えているのだ。

これを繰り返し、生徒たちは段々と大声になっていく。

14:00 講師の前で発表、何が悪かったかを検証

合格といわれるまでは、終われない。

もう一度と言われれば、グループに戻り、担当の講師と、グループメンバーで悪い点を言ってもらう。

ひたすらにそれを繰り返し、罵声を浴びて、大声を出していく。

時に本当にその誓いを守れるのか、それに準じたことをできるのかと言われる。

そう。誓いの10か条には自己への誓いみたいなものが多分に含まれている。

それを全身で誓わなければ合格が出来ないのだ。

3時間ほど過ぎると最初の合格者が出た。

それを会場が拍手で迎える。

枯れた声をまだ震わせて、真冬の中汗を流しながら叫んでいた人が最初の合格者だった。

合格を出した講師も声を枯らしながら、合格者に駆け寄って祝福する。お互いの顔には涙が浮かんでいた。

そこからちらほらと合格者が出始め、皆涙を浮かべて合格を喜んだ。合格者が出るたび、講師の若い女性も自分の事のように喜んでくれる。

もう一度と言われれば担当の講師が真剣に悩んでくれる。発表を受ける講師も感情的に自分を鼓舞してくれる。足りないところを指摘してくれる。合格と言われれば、友達以上の関係のように若い講師達が抱擁をしてくれる。いつしかそんな雰囲気に、グループのメンバーも真剣に悩んで、応援してくれる。それが波紋してグループを超えて応援してくれる。さらには、生徒も講師も合否判定をしている講師も全員が全身全霊で応援してくれる。

そんな中、最後の一人が合格した。

全員割れんばかりの拍手と祝福をその人に贈った。

19:00 本番の会場へ移動、発表

祝福の後、休憩をはさみ、別会場で発表するとのこと。

本番は別にあるらしい。

ただ、先ほどの高揚感で、何事も出来る気がしている。

皆の顔に恐れは無い。みんな明るい表情をしている。

本番は始まった。

枯れた声をさらに張り上げて、全員が同じ気持ちで合格を目指す。

なかなか合格は出来ないが、ずっとここに居たい不思議な気持ちが芽生えた。

24:00 終了と涙

最後の一人が合格し、割れんばかりの拍手と祝福で迎えられた。

みんな泣いていたような気がする。

この短期間で、自分の全力を出して、否定されて、それでも努力して、励まされて、自分の事のように喜んでもらって、皆に祝福されるから、応援したくなって、自分も祝福したい気持ちになる。

そんな世界があったから泣いたのだと思う。

自己啓発セミナーの体験3日目

9:00  朝食後、お寺の清掃

12:00 昼食

13:00 解散

9:00  朝食後、お寺の清掃

観光地の山奥にある広大なお寺を掃除して回る。

隅々まで掃除することで、心を清らかにする狙いだと思う。

それぞれグループで清掃を行った。

12:00 昼食

昼食はおにぎりとから揚げとかのおかずだった。

寺に集まってみんなで食べた。

13:00 解散

昨日の余韻を残しながら、各々の車で帰宅していく。昨日は夜更けまで話した人が多かったので、みんな疲れた表情をしていた。

自己啓発の裏側

と、こんな感じで書いてしまいましたが、いかがでしょうか。

なんか良さそうな感じに見えてしまいますねww。

ただ、このセミナー1人20万円らしいです。さらに、講師側はもっと高いらしいです。

現実に戻って来てくれましたか?

そうなんです。一般人の財布だと到底持ちません。

しかも、他にも色んなイベント等で現金を徴収されます。

また、これは洗脳に近い状況だったなと、戻って来て2週間ぐらいたって思いました。

熱量が普通の人と合わなくなりますので、逆に仕事に支障が出たりもします。

必要な方は適度に。のめり込んだら危険

自己啓発が不必要とは言いません。

自己啓発がしたい時は本を読んだ方がいいと思います。

これは、体験者が言う本音です。

もし、それでも自己啓発のセミナーに行かれるならば、のめり込んだらいけない事を頭の中心に置いていてください。

片隅ではなく、中心にですよ。

それではまた。