【子育てブログ】児童相談所から子供が帰ってきてから1年が経ちました。子供にイライラしますか?

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児童相談所から子供が帰ってきて、1年が経ちました

 

令和に入り、2020年4月からは改正虐待防止法も施行され、本格的に子供を叩く事全てが

虐待と呼ばれるようになります。

 

戸惑いが多い人も多いと思います。

じゃあ、道路に出そうになった子供を叩いても虐待なの?

どんなにいけない事をした時も手を上げてはいけないの?

私の周りでもそんな話を聞くこともあります。

 

ですが、通報されてしまえば、虐待になります。

私の考えから言えば、『叩く』という行為は当時私の子供が連れていかれた時も既にかなりシビアに見られていました。

ですので、どんな理由であれ、もう叩くという事はしない育て方をした方が無難です。

私は児童相談所から子供が帰ってきてからは一度も叩くという事をしていません。

もう子供を施設に送りたくないという気持ちもありますが、手を上げる事は、犯罪なんだと

考えるようになったからというのも大きいです。

子供をしつけで叩かなくなってからの変化

私には二人の子供が居り、上が女の子、下が男の子で、下の子が発達障害グレーと言われており、毎日学校から電話が掛かってくる状態でした。

では、叩かなくなって(厳しくも怒らなくなって)どんな変化があったのか

上の子は今年小学校高学年になります。元々あまり叩く事はしなかったのですが、厳しく育てていた影響なのか、元々押し付けていただけで、何もしなくても自分で行動できるようになったのかは判りませんが、現在は自分である程度考えて動くようになっています。

下の子は、宿題やその他学校での様子も改善されてはいません。やんわりは話すことはあるのですが、やはり改善はされていません。ですが、学校からの電話はあまり来なくなりました。

というのも、今回の児童相談所の通報が学校からというのと、子供からすると、父親である私と、母親も働きに出るようになってしまったので、連絡を入れなくなったというのもあると思いますが。

子供のしつけから逃げたのか

たまに身近な人からこんな声を頂く事もあります。

確かに、以前のように、強制的にでもある程度困らないように道をつくってあげようという気持ちは無くなりました。

ですが、子供は嫌な気持ちになることはありません。そして、言われない分、かなりゆっくりではありますが、自分で考えて行動するようになっています。

今のところ大きな変化があるようには見えません。宿題もやれるところまで。ゲームばかりやっている姿も見られます。

しつけから逃げたのかと言われてもしょうがないのかもしれません。

確かに、昔の私ならどうにかしっかりとする方向に持っていくと思います。

自己肯定感を育ててあげる

私の子供の事でこんな事を言うのは間違っているかもしれませんが、将来、下の子が勉強ができる子になる可能性は今のところ低いと言わざるを得ません。

では、どう子育てをしていくのか。

 

少し話は脱線しますが、私の子供の頃を考えると、勉強は出来た代わりに自分の事を肯定する気持ちが低かった気がします。

そして、私は15歳で寮のある高校を選んで家を出ました。

それは、押さえつけられるのが嫌だったから。多分それが大きかったのだと思います。

今は成長して、疎遠だった親とも話すようになり、逆に家の仕事や考え方に意見することもあるのですが、それは親の影響もありますが、私が自ら考えて成長したからだと思います。

そんな私を振り返ると、高校でも大学でも、親に相談した事が一度もありません。学費も生活費も奨学金やバイトで自分で支払いました。

改めて考えると、当時、そのぐらい親が嫌だったんですね。

では、その当時の私は親に何を望むか、今だから考えられる事ですが、考えてみました。

 

考えると、自分を認めてくれる存在が欲しかったと思います。

ほんの少し、褒めて欲しかった。それだけだったと思います。

 

話を戻しますが、子供にとって何が大事か。勉強ができるようにしてあげる事も大事だと思います。社会性を身に着けるようにすることも大事だと思います。

ですが、それ以上に大事なのは、子供の現状を認めて居場所を作ってあげることだと思いました。

勉強が出来なくたって良いんです。大事なのは、子供が悩んだ時に寄り添って解決してあげる事だと思います。

子供は、自分の成長に合わせて、親や色んな身近の人の背中を見ています。そして、自分のペースで勝手に成長するんです。自分自身を考え、そう結論付けました。憧れている人や凄い人の背中を見て成長してきたと思っています。

大事なことは、親の背中が子供の憧れに入るようにしておく事だと思います。

否定ばっかりされていたら、親の事が嫌いになって、反発から曲がって育ちたくなります。

そんな気持ちから、今は、居場所を作ってあげるようにしています。

自分の親の子育てを親となった立場から振り返る

私の親を振り返ると、もちろん子供への愛情はあったと思いますが、子供の私の視点から振り返ると、自分の子供はこれだけ優秀だ、こんな事もできるという周りへの自慢の道具だった一面があったと思います。かなり言い方は悪いですが。

子供の私が感じたのは、私の気持ちを全く考えてくれなくて、期待や嫌な事を何度も何度も無理やりに押し付けてくる人。そんな感じだったと思います。

 

子供は自分で作ったものです。そして、子供自身は親の期待に応える義務はありません。

親に子供を育てる義務があるだけです。

そう考えると、子供を自分の道具のように考える事も無くなると思います。

 

そして、大きすぎる期待に子供なりに応えようと、潰れそうになった時もありました。

そんな事を思い出したら、子供にそんな思いをさせたくは無いと思いました。

子供ですから、色んな間違いやイライラする事もすると思います。

自分もそうだったはずですし、そうやって育ってきたと思います。

 

ですが、大事な自分の分身です。愛情があれば、大きくなった時に子供なりに助けてくれる時が来るかもしれません。まだ見ない、大きくなった子供の姿を空想して、今の小さい子供に重ねてみると、随分とストレスが分散されて、怒るタイミングでも笑いが出てくるかもしれませんね。

 

まとめ

子供は勝手にも成長していくと考えています。現状、私の子供は色々と自分の事が出来ないで居ますが、私のやれる事は、魅力的な背中を見せていくことだと思います。

肩の力を抜いて、子供に期待するのではなく、子供の居場所を作ってあげる。

児童相談所から子供が戻って来て、1年経った私の感想です。

まだまだ悩むことも多いと思いますが、気楽に考え、子育てしていこうと思います。