【親として体験】子供を叩いてしつけする考え方が絶対に間違っている理由

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どうも。ZENです。

これを記事にするのは辞めておこうとずっと思っていたんですが、

今回、不幸になる方が一人でも減るように記事にしたいと思います。

 

子供をしつけで、叩いてしまう方、居ると思います。

 

理由は様々ですが、私は

 

親しか叱ってあげられない。

むかし、自分が小さい頃は、先生や親に殴られるのは普通の事だった。

 

そんな風に思っていました。

 

私の子供は長女と長男の二人おり、下が男の子です。

この記事は、私の実体験を書いていきます。

長男が小学校に入学後、学校から電話が来るようになる

長男は一つ上の長女よりも活発でお調子者でした。

舌っ足らずで話し出すと、表現が独特で面白い子で、そんな雰囲気もあり、

私が厳しく育てられていたので、結構甘やかして育てていました。

末っ子ということもありまして特にですよね。(上の子も甘やかしてましたが)

 

幼稚園に行っている時は、悪いことはもちろん怒るのですが、

良いことをした時はベタ褒めする。

そんな風に育てながらすくすくと成長し小学校へ入学。

 

すると、入学してから数か月。

学校から妻に連絡が入るようになりました。

 

内容は、

・授業中勝手に抜け出してしまう

・先生の言うことを聞かない

・授業中お友達とおしゃべりをしてしまう

 

というものでした。まぁ、問題児ですよね。

妻からの相談は受けつつ、子供と話をしていく事になりました。

 

最初のやり方はよくできましたノートを付ける事。

良くできた日によくできましたのシールを貼っていくというもの。

良く出来たら褒める。

 

一か月程で少し効果が出始めたのですが、そのうち全然出来なくなってしまいました。

理由は、あまり文字を書くことが得意では無く、ノートが書けない事。

出来ないのでつまらなくなり、邪魔をしてしまうらしい。

少し脳が発達してきたんだなぁと感慨深い気持ちになりつつ、

邪魔をするのは良くない事なので、注意することにしました。

 

何度注意してもできない

それから数カ月後、学校からの連絡は毎日になりました。

内容は、授業中に抜け出してしまうというもの。

 

子供に聞くと、

自分には授業についていく事が出来ない(文字と算数が苦手)

出来ない時や嫌な気持ちになった時に、わざと邪魔をしたり言うことを聞かない

というものでした。

 

男の子ということもあり、宿題を見てあげた時に見せるやる気が無い感じや、すぐ諦める根性のなさが少し気になり、

数ヵ月経ってまだ落ち着かないのであれば、日々の生活も少し厳しく(叩いても)良いのではないかと妻と話していました。

 

しかし、妻の言う所では、叩いたり怒鳴ったりすることは逆効果になるとのことで、

やはり、今までと同じく、その方針で子育てをしていく事になりました。

 

毎日の電話で妻が疲れてきた

その後しばらくしても学校からの毎日の電話は止まらず、妻から良く相談を受けました。

内容は、毎日学校から電話が来るのが嫌で、困っているというようなものでした。

 

私も仕事から帰って来てからしか見ることが出来ないので、

そんなに電話をかけてくる学校にも問題があるのではないかと思い、

妻には、学校から出来なかった事の連絡があった場合には、

学校にも学校での生活に関しては責任がある旨を教えて、「その場合は~のようにしていだだいても良いですか?」「以前お伝えした通り、~のようにして、させないようにするか、別の対策をお願いします」

と言うようにお願いしました。

 

小学校2年生になる前に特別学級のお願いが来た

下の子の状況は良くなることも無く、小学校2年生になる前に学校から呼び出しがありました。

内容は、特別学級を進められるものと、発達障害があるかもしれないので、日程を決めたので受けて来て欲しいというものでした。

 

半ば強制的に受けてきた調査の結果は、発達障害に関してはグレー。知能には問題が無いとのことでしたが、

学校としては、授業を邪魔する下の子を別教室に入れたい雰囲気しか出ていませんでした。

 

妻との相談。妻は憔悴している事もあり、特別学級に入れても良いとの考え。

私は、昔の人なので、特別学級のイメージも良くない。

 

入れたくない。

 

何せ、入れたら結局その肩書のまま小学校、中学校、もしかしたら高校にも影響するかもしれない。もし、その時何の問題も無くても。

 

その思いで、反対しました。

そして、効果の薄かった今までの方法では無く、厳しく育てる方針に変えることにしました。

この時、色々な気持ちがあったのを覚えています。

 

しつけで叩く事が、悪い影響を与える事も知っていました。

でも、自分は厳しくされたから今があるのかもしれない。

子供の怠け癖や努力することの大切さは厳しい環境で培われるのかもしれない。

 

小学校には普通学級での進級を申し出する

下の子が普通級での進級をした後、生活を厳しくしました

少し早めに帰るようにして、

宿題のチェックや連絡帳の確認。

やれていない事があれば何故出来なかったのか。

 

嘘があれば問い詰めて激しく怒るようにしました。

宿題も今まではやれるところまでという話でしたが、全てやらせるようにしました。

やれない理由が、考えることを面倒くさがったり、そもそもやる気が無かったからです。

 

そして、同じ事を何度もするときは、

3回注意してそれでも聞かなかった時に手を上げるようにしました。

 

しつけを厳しくしてから一定の効果が出始める

厳しくするようにしてから、学校からの電話も減りました。

私のところに電話が来るようになっていたのですが、週に1回ぐらいです。

 

本人もやることに慣れてきたのか、宿題なども私が帰ってくる前に出来るようになりました。

しかし、家の中での生活態度でも注意することが増え、

何度言っても聞かない時は手を上げることも増えました。

 

厳しい父親は児童虐待になります

そんな生活をしていたある日、私は社内会議中で、携帯をカバンに入れてました。

そのまま忘れており、休憩時に携帯を開いてみると

知らない電話番号と妻から数十件の着信通知。

 

合わせてメールも入っており、内容は

「子供が児童相談所に保護されたので、連絡してください」

とのことでした。

 

通報は学校。情報は下の子が先生に私に叩かれたと言った事だったそうです。

このことで、下の子と、上の子も学校からそのまま児童相談所へ連れて行かれて、

長い間児童相談所と話し合いをすることになりました。

まとめ

子供が児童相談所に連れて行かれたその後は、別記事で書く予定です。

ただ、一つ言えることは、今の日本は、

子供を叩くのは、一般人を叩くのと同じと見ているということです。

私も好んで厳しくしていた訳ではありませんが、どんな理由でも同じ事です。

子供を叩く事は虐待になるということを、否定するつもりは一切ありません。

 

ただ、わざわざ子供の為に、会社で嫌味を言われながら帰宅を早くしても、

嫌われるのを覚悟して厳しく子供に接しても、

全て裏目に出てしまいます。

 

叩いたら全て「虐待」です。下手をすると犯罪者になる可能性すらあります。

あまり、実感が無いかもしれませんが、

児童相談所から子供を取り返すのは容易ではありません

それこそ、仕事との両立は難しく、家庭のあり方も考えなければならないかもしれません。

 

もちろん子供が憎くて手を出してしまっているなら別ですが、

子供の事を思ってだったり、自分の子供の頃と重ねて

しつけと考えて手を上げているならば、

それが軽微だろうと、全て虐待になる世の中であることを認識しないといけません。

手をあげたなら、

子供が、保育園や幼稚園、学校に通ったまま、そのまま帰ってこないかもしれません。

 

この記事を読まれた方の認識が少しでも変わって、あなたや周りの人から、

手をあげる事が、しつけの一環と思っている人が少しでも減ってくれたら幸いです。