インコって雛の時のスキンシップによって、手乗りになったり、ベタ慣れインコに変化したりしますよね。
ゲージから出していると、何処までもついてきて、慣れていると服の中に入っても平気な顔をして遊んでいたりします。
そんなインコとの触れ合いに憧れているけど、なかなか懐いてくれない。
ショックですよね。
でも、大人になったインコでも、正しいスキンシップを取っていれば、懐いてくれるんです。
私は、インコの飼育歴が子供の時を含めて15年ほどあります。
インコって言葉は話しませんが、感情があり、ほとんど人間と変わらないんです。
では、どうすれば良いのかを私の体験談からまとめました。
・子供と遊んでいた公園にインコが現れる
・手乗りではなく、ほぼ野生の鳥
・根気よく話しかける
・慣れてきたら入り口を開けておく
・放鳥はタイミングを見て
・手を怖がらなくなったら、手乗りにチャレンジ
・何度か放鳥してみる
・興味を引くことで誘ってみる
・徐々にベタ慣れになっていく
子供と遊んでいた公園にインコが現れる
日曜日の昼、公園で子供2人を放牧していた時、地面で動く緑色の物体を発見
すぐさま本能に従い物体を補足、よく目を凝らすと、
インコ。
外にインコがいたんです。
近寄ってみると少し衰弱しているのか、あまり遠くへ逃げない
周りを見ても子供しかいない。
誰かが放鳥しているのかとも思ったが、そんな様子の人はいない。
ということで、家に虫かごを取りに行き、家で保護することにしました。
虫かごの中で怯える様子は、人に慣れていない様子でしたが、お腹は空いているだろうと予想。
警察や学校などに連絡をして、自分のラインにも飼い主を探す連絡を入れて、鳥かごとエサを購入しに行きました。
手乗りではなく、ほぼ野生の鳥
鳥かごの中の様子では、近づくと暴れまわるような感じ。
ただ、鳥かごで飼われていたのか、エサの食べ方、水の飲み方は知っているようでした。
もりもりとエサを食べる緑の鳥。
こちらをチラチラ見ながらも必死に食べる緑のモフモフ。いや、毛玉。
非常に可愛いですね。
ただ、人間を怖がっている様子。日本に、野生のセキセイインコは存在しないと考えているので、時間が経てば慣れてくれると考えてました。
根気よく話しかける
毛玉が家に来て、2週間。飼い主と思われる人は現れませんでした。
ただこの毛玉、全然懐かない。
鳴かないし、人がいきなり現れると飛び回るし、食洗器の「ブォ~」にやたら怯えまくる。
いきなり現れないようには注意できるが、食洗器の「ブォ~」には慣れてもらうしかない。
食洗器は我が家の生命線なのだ。
いくらモフモフで毛玉でもそこは譲れないので。
話しかけて時々目をつぶる
話しかけても怯えるばかり。
豆苗を与えても、絶対に手からは食べない。
その様子は施しは受けないと誓っている捕虜のようでした。(施しはもう受けてますが)
ただ、どこか寂しそうな毛玉。
優しく話しかけて、目をつぶる。
これが鳥と仲良くなる秘訣であり、7匹のインコに囲まれていた私の方法。
ひたすら続けること1カ月。
少しずつ毛玉に変化が現れてきました。
そう、怯えるのではなく、目をつぶるようになったのでした。
それはもう諦めたかのような表情。
非常にモフモフしたくなりますね。
でもモフってはいけません。
モフりたい気持ちはトイレの芳香剤の中にしまっておいてください。(意味不明)
慣れてきたら入り口を開けておく
少し慣れてきたと感じたので、鳥かごの入り口を開けることにしました。
うちの毛玉(うちのでも毛玉でもない)は、あまり活発な子ではなかったので、開けておきましたが、すぐ逃げるような子は辞めておいたほうがいいかもしれませんが。
ゆっくり寄って行って鳥かごの入り口を静かにそして大胆に開ける私。
何やら警戒する毛玉。
優しく話しかけて目をつぶる私。
でも警戒する毛玉。
まだ優しく話しかけて目をつぶる私。
でもずっとそわそわする毛玉。
もう寝るんではないかというぐらい目をつぶる私。
そのうち目をつぶる毛玉。
毛玉から開けておいて良いと了承をいただきました。(何も言ってませんが)
ということで、豆苗をあげてみました。
ゆっくりそして巧みに豆苗を毛玉に寄せていく私
少し戸惑ったようにする毛玉
逃げないのを見て、お腹に豆苗を添わせる私
ちょっと怒るが逃げない毛玉
クチバシまで豆苗を運ぶ私
少しかじる毛玉
毛玉が、少しだけ慣れ毛玉になりました。
あ、ここで、言っておきますが、毛玉=インコです。
なんか書いていてゲシュタルト崩壊(ググってください)してきたので、伝えておきます。
放鳥はタイミングを見て
放鳥は、慣れている様子を見て行うようにしてください。出来れば自分から出て、すぐ戻れるように、鳥かごを床に置いて進めるのが良いです。
我が家は子供が勝手に出してしまい、悲惨なことになりました。
ある日、食事後テレビを見ている私。
毛玉と遊んでいる子供たち。
少し嫌がりながらも激しく逃げない毛玉。
入り口を開けて戯れる子供たち。
毛玉を捕まえてカゴから出す子供たち。
スキを見て逃げる毛玉。
パニックになる毛玉。
まだ片付いていないテーブルの上空を飛び回る毛玉。
壁に激突してテレビの後ろに消えていく毛玉。
もう大惨事です。
子供たちは大泣き。
テレビの後ろに行くと埃だらけの毛玉氏。
優しく声をかけて手を伸ばす私。
パニックで動かない毛玉。
捕まえて鳥かごに戻す私。
捕まえられて私の手を噛む毛玉。
めっちゃ痛い。非常に痛い。(大事なことなので2回言いました。)
慣れていないインコの必殺攻撃は容赦が無いです。
本当に必殺です。
手を怖がらなくなったら、手乗りにチャレンジ
手に慣れてきたと感じたら、指に乗せてみてください。タイミングは、怖いけど興味あるような素振りが出てきた頃です。何度かやると片足ぐらい乗せてくれます。手乗りインコには、レベルがあります。こんなレベルです。(勝手に言っているだけです)
レベル1
手を近づけると少し逃げインコ
↓
レベル2
手を近づけても様子を見るだけインコ
↓
レベル3
足を触られても動じなインコ
↓
レベル4
迷惑そうに片足のせインコ
↓
レベル5
手に乗ってはみたもののちょっとソワインコ
↓
レベル6
木から木へ動かされインコ
↓
レベル7
何事にも動じなインコ
それぞれ経験値を積まないとレベルは上がりません。最初からレベル7で最強の「何事にも動じなインコ」を欲しがってはいけません。だって最強ですから。
何度か放鳥してみる
慣れてきたら、エサで釣りましょう。我が家もエサで釣りました。床に鳥かごを置いた状態で、入り口を開けて、床にエサを置くと良いと思います。
入り口を開けてエサがあることを大げさに話す私
チラ見して動かない毛玉7
超美味しそうにエサを食べる(ふりをした)私
首を伸ばす毛玉7
優しくそして誘うように呼ぶ私
更に首を伸ばす毛玉7
大胆にそして時に繊細に呼ぶ私
ゆっくりとそして着実に寄ってくる毛玉7・・・
はい。外インコです。もう遊び放題です。(嘘です)
実際飛び立つと壁に激突してましたね。
インコ自体が留まっても良い場所を見つけてからは、そこに留まってました。
興味を引くことで誘ってみる
外インコ(造語)までいったら、後は早いです。
少なからずインコの心は捉えています。もうメロメロだと飼い主が思い込んでます。
インコの心を捉えれば、飼い主が楽しそうに遊んでいたら、インコも一緒にやりたくなるんです。
小さなボールとか鈴で興味を引いてみましょう。きっと一緒に遊んでくれますよ。
徐々にベタ慣れになっていく
外インコでレベルを上げるとどこでも留まる(危ない思いした所以外)インコになるでしょう。
もっと慣れ…いやレベルが上がると肩でも頭でも留まるインコになるでしょう。
さらにレベルが上がると、服の中でもこたつの中でも隙間でもどこでも進む勇敢なインコになるでしょう。
インコの性格によっては、上手く慣れない事もあるかもしれません。焦らず愛情を持って接してあげてください。慣れなくてもインコは可愛いですから。
また、踏まないように注意してくださいね。これは本当に良くあることなので。
それでは、皆さん良いインコライフをお送りください。